就寝時の気温や室温も、徐々に高くなってきました。
すでに毛布も片付けて、そろそろ厚手の布団も片付けるシーズン到来です。
今年の梅雨入りは、平年並みか少し遅い傾向のように、梅雨入り予想が発表されていますね。
ただ今年は「エルニーニョ現象」が予想されていて、その影響で冷夏、そして盛夏のシーズンに梅雨戻
りのような天気も予想されるとのことです。
今回はこれからのシーズンの「布団の衣替えのタイミング」、「布団の丸洗いクリーニング」、「布
団を来シーズンまで長期保管する方法」などについてまとめてみました。
布団の衣替えのタイミング
季節の変わり目の『お布団の衣替え』、時期的には人それぞれです。
お布団を入れ替えるタイミングが、なかなか掴めないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
衣服のように季節を重視したタイミングでもいいのですが、”夜はまだ少し肌寒い”なんていう日もあっ
たりすると、再び「厚手の布団を引っ張り出す」というわけにもいかず困りますよね。
そんな時に布団の衣替え時期の目安にできるのが、『寝室の室温』なんです。
これからの季節に布団の衣替えをする時の、一般的な寝室の室温の目安はこんな感じです。
衣替えする布団 | 寝室の室温の目安 |
合い掛け・肌掛け布団 | ◆寝室の室温の目安:20℃ |
タオルケット | ◆寝室の室温の目安:25℃ |
お布団を片付ける前に…
お布団を片付けるとき、どうされていますか?
お天気の良い日に天日干しをしたり、布団クリーナーでゴミやホコリをきれいにしたりと、普段のお手
入れを万全にやっていても、意外と布団は汚れを吸ってしまっています。
昨年の晩秋から使っていた布団は寒い季節とはいえ、湿気や汗・皮脂なども吸い込んでしまっているの
で、洗わずにそのまま片付けてしまうと、カビやダニの温床になってしまいます。
次のシーズンに気持ちよく使うためにも、きれいにクリーニングしてから片付けるのがおすすめです。
布団は水で丸洗い!布団の宅配クリーニングが便利!
布団の汚れ成分をご存知でしょうか?
主な布団の汚れ成分は「水溶性の汚れ」なんです。
具体的には、このような汚れです。
汗の塩分・カビ・皮脂の脂肪分・尿・細菌雑菌・フケ・アカ・ダニやダニの死骸とフン・花粉etc
布団の汚れ成分は、”天日干しや布団クリーナーだけでは落ちない”のはもちろん、水溶性の汚れなの
で、”ドライクリーニング”では綺麗にならないのが特徴です。このような水溶性の汚れは、布団を水で
丸洗いする必要があります。しかし、自宅では大変難しいお洗濯になりますよね。
コインランドリーでは、洗えても中綿がよれてしまったり、側生地を傷めてしまいます。
特に羽毛布団を洗う場合は、安易にコインランドリーで洗うと、中の羽毛が傷んでしまって空気を含む
ことができなくなってしまったりする可能性があります。
羽毛布団は安価で購入できる物ではないので、『羽毛布団のクリーニング専門店』へ出すことをおすす
めします。自宅周辺に布団の丸洗い専門店が無い場合は、布団の宅配クリーニングを利用すると便利で
す。往復送料も不要な業者が多く、店頭まで持参しなくても自宅ですべて完結するので時短できます。
宜しければ、こちらの体験レビューの記事を参考にしてみて下さい。
布団に良い環境をつくる方法
■ 収納するスペースを掃除し除湿対策する
■ 通気性に気をつける(カビ防止のため)
■ できれば布団専用の収納袋を使用する
■ 布団の間に防虫剤や乾燥剤を挟む
👈布団を来シーズンまで、状態良く保管するには、布団にとって良い環境が必要ですが、このようなポイントに気をつけていれば、意外と自分でも簡単にできてしまいます。ぜひ、やってみてくださいね。
羽毛布団の長期保管って圧縮する?しない?
”羽毛布団の長期保管をする際、布団圧縮袋は使用しない”方がおすすめです。
羽毛布団をきつく圧縮してしまうと、中の羽毛自体が折れたり傷んだりするので、圧縮袋から出して風
を通しても膨らまない場合があります。
どうしても使用する場合は、”圧縮しきらずに多少の空気を含ませる”ようにしましょう。
■布団圧縮袋に入れる前に布団をよく乾燥させる
■圧縮する前に布団の間に防虫剤や乾燥剤を挟む
■再び布団を使用する際は、圧縮袋から出した後、天日干しをして布団を復元させて使用する
収納スペースごとの布団の長期保管の方法
布団の収納スペースは、押入れやクローゼットがありますが、自分で来シーズンまできちんと保管収納
しようとすると、難しく考えがちです。
そこで、収納スペースごとに長期保管する方法と注意するポイントをまとめました。
頭で難しく考えるより、やってみると意外と簡単にできてしまいます。
押し入れの場合
押入れといえば日本人には、いちばん馴染みのある布団の収納場所ですよね。
押入れシートなどを敷いて、直置きしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
でもそれでは、湿気の影響を受けやすいので、おすすめできません。
特にこれからやってくる梅雨シーズンは、『湿気対策』は重要ポイントですね。
押入れで布団を長期保管する場合の方法と、注意点をまとめてみました。
■押入れ内をきれいに掃除し風を通し乾燥する
■上段など、なるべく湿気の少ない場所に収納
■スノコなどを置いてから布団を収納する
①掛け布団は上、敷布団は下にする
②通気性を保つため、詰め込みすぎない
③天気の良い日に、押入れを開放して換気を行う
クローゼットの場合
クローゼットは押入れと違って、奥行きがあまりない場合があります。
そこへ布団を長期保管するとなると、少し難しく考えてしまいますよね。
でも、ちょっとした小道具を使うと収納しやすくなります。
クローゼットで布団を長期保管する方法と注意点をまとめてみました。
■クローゼットの中を掃除し風を通して乾燥する
■奥行きが少ないので4つ折り等に折りたたむ
■直置きせず、すのこを置き空気の通り道を作る
■畳んで布団の収納袋に入れる
■羽毛布団は軽いので棚上に置いてもOK
■薄手の掛け布団等は丸めて立てて収納
■空きスペースに立てて収納
①クローゼットの中を清潔にしておく
②通気性を良くする
③定期的に干したり、防虫シートを敷く
④湿気のこもりやすい場合は除湿剤を置く
⑤布団の間に防虫剤や乾燥剤を挟む
⑥布団は収納袋などに入れる
⑦収納袋が無い場合はマルチカバー等で包む
ま と め
これからのシーズンの「布団の衣替えのタイミング」、「布団の丸洗いクリーニング」、「布団を来シ
ーズンまで長期保管する方法」などについてご紹介しました。いかがでしたか?
ご自宅でお布団を来シーズンまで長期保管するのは、ちょっと難しいと思っていらっしゃった方も、保
管スペースの環境を整えることで、ご自分でも簡単にできてしまいます。
ご愛用のお布団を長持ちさせるためにも、ぜひ収納スペースの環境を整えてみてください。
■ 収納するスペースを掃除し除湿対策する
■ 通気性に気をつける(カビ防止のため)
■ 布団の間に防虫剤や乾燥剤を挟む
■ できれば布団専用の収納袋を使用する
できれば、お布団を綺麗に「丸洗いクリーニング」をしてから、
片付けることをおすすめします…(^^♪
今年の夏は冷夏の兆し
今年の夏は、エルニーニョ現象の発生が予想されています。エルニーニョ現象の影響を受けると、日本付近では、太平洋高気圧の張り出しが弱くなり気温が低く日照時間が少なくなる傾向になるのだとか。西日本日本海側では、降水量が多くなる傾向があるということです。
【参考:気象庁】
2023年 日本の梅雨入り予想
今年の梅雨入りは、沖縄・奄美は平年より遅く、九州から東北は平年並みとなる見込みで、6月には本州付近も続々と梅雨入りとなる予想。7月には暖かく湿った空気が流れ込みやすく、本州付近で梅雨前線の活動が活発になりやすくなりそうで、梅雨の終盤ごろは大雨に充分な警戒が必要なのだそうです。また今年の夏は、エルニーニョ現象の影響が予想されるため、梅雨が明けても局地的な大雨、日照不足には注意しないといけません。【参考:ヤフーニュース】