羽毛布団も長年使用していると、羽毛の汚れ・劣化や側生地の色褪せ・汚れや傷み、ヘタリ感などが進
んでしまって、天日干しをしてもボリュームが回復せず、保温性なども失われてくるものです。
愛用されている羽毛布団が例えば、婚礼のときのご両親からのプレゼントだったり、高級な羽毛布団の
場合、簡単に買い替えるのではなく、少しでも長持ちさせて使いたいですよね。
そこで！大切な羽毛布団を蘇らせる、そして長持ちさせるために普段のお手入れにプラスして行うと良
い、”おすすめのお手入れ方法”を２つご紹介します。
その1. 丸洗いクリーニング
丸洗いクリーニングに出す前の羽毛布団（私物）
👇
Before
丸洗いクリーニングに出した後の羽毛布団（私物）
👇
After
丸洗いクリーニングは、たっぷりの水を使って側生地の汚れだけでなく、羽毛布団の中の羽根の汚れま
できれいに除去できるので、定期的にクリーニングに出すのがおすすめです。
| 普段のお手入れで除去できる汚れ | 普段のお手入れで除去できない汚れ |
| ・汗の水分・湿気の水分 | ・汗の塩分・皮脂・垢・ダニやダニの糞や死骸 ・おねしょやペット等による尿汚れ |
丸洗いクリーニングすると、ボリュームが回復するだけでなく弾力性も回復します。
結果、クリーニング前のような「ジトっと体にまとわりつく感じ」がなくなり、フワッと軽く保温力が
増して暖かく快適な状態に蘇えります。
丸洗いクリーニングのメリット＆デメリット
- 羽毛布団クリーニングの専門業者によるクリーニング
- 羽毛布団の中の羽根が綺麗になるので弾力性と保温性が回復する
- 側生地や中の羽根を傷めない布団専用設備で個別洗いしてくれる
- コインランドリーに比べると費用が高い
- 所定日数がかかる為、急ぐ時の利用には向いていない
- 集配サービスの無いクリーニング業者の場合は、持ち運びの手間がかかる
『羽毛布団の丸洗いクリーニング』のタイミング
★保温性の低下★天日干しをしてもジトっとして膨らまない
★重く感じる★臭いが気になる
■目安となる頻度は、３～５年に１回です。※汚れ具合には個人差があります。汚れ具合に応じた頻度で丸洗いクリーニングしましょう。
その２.リフォーム（打ち直し）
羽毛布団の寿命は、１０年～１５年と言われています。
寿命が近くなってくると、いくら丸洗いクリーニングをしても、羽毛が再び空気を含むことができず、
膨らまないため、保温性や羽毛布団の気持ちの良い感触も低下してきます。
羽毛布団が膨らまない原因は、①羽根がピリング（毛玉）状態、②経年劣化により羽根が破損している
状態になっているからです。こういう状態になると、リフォーム（打ち直し）がおすすめです。
◆ 布団の羽毛を取り出して、破損した羽根、ごみやほこりを取り除き、きれいに洗って乾燥・殺菌し、減った中綿の分量を補充します。そして、新しい側生地に充填し縫製をして、新品のように蘇らせるのが羽毛布団の打ち直しです。
リフォーム（打ち直し）のメリット＆デメリット
■愛用している羽毛布団を新品のように蘇らせて使い続けられる
■新品を購入するより、価格を抑えられる
（羽毛の価格高騰により、購入当時より購入費用が高い場合がある）
■自分の使いやすいサイズに作り直せる
（大きいサイズ１枚を２枚にする、小さいサイズ２枚を１枚にするなど）
■元々の側生地の再利用はできません。
※羽毛を取り出す時に裁断するので側生地は新調することになります。
■羽毛布団のリフォーム（打ち直し）は１度しかできません。
※きれいにした元々の羽毛に新しい羽毛を補充する為、後から補充した新しい羽毛は良いですが、元々の羽毛は寿命を超えてしまう為、リフォーム（打ち直し）の場合、２度は行えません。
『羽毛布団のリフォーム（打ち直し）』のタイミング
★丸洗いクリーニングしてもボリューム感が戻らない★羽毛の片寄り★側生地の破損などで羽根が飛び出している★おねしょやペットによるひどい汚れ★生活スタイルが変わり、サイズ変更したい
■羽毛布団の寿命は10年～15年なので、使用し始めてから10年前後くらいが目安です。カウンセリングサービスをしているリフォーム（打ち直し）の専門業者もあるので、迷った場合は相談するというのも、おすすめです。
リフォーム（打ち直し）がお得？買い替える方がお得？
『羽毛布団の品質表示タグ』のダウンの量に注目！
【ダウン80％以上の場合】
リフォーム（打ち直し）がお得です。近年、羽毛布団の材料である「羽毛」の価格が高騰しています。同じように側生地に使用される綿の価格、燃料費や人件費等も高騰してきている状況下では、購入すると５万円以上～高級羽毛布団になると20万円前後はするといわれていて、購入当時と同価格では購入するのが難しくなってきているからです。
【ダウン80％以下の場合】
逆にダウンの量が少ないと、補充する羽毛の量が多くなる為、新品を購入するより高くなる場合があります。また、業者によっては補充する羽毛の量を決めて価格設定をしているので、リフォーム（打ち直し）をしても期待した膨らみ具合を得られないことがあります。品質表示タグのダウン量を確認して、よく検討することが大切です。
羽毛布団をきれいに維持するには？
普段のお手入れにプラスして行う”おすすめのお手入れ方法”を２つご紹介しました。
愛用している羽毛布団も、長年使用していると中の羽毛の汚れや劣化、側生地の汚れや傷みが原因で、
普段のお手入れだけでは干してもジトっとしてボリュームダウンし、保温性が失われ重たく感じたりし
ます。愛用している羽毛布団を綺麗に維持して長持ちさせる、羽毛布団の失われたボリュームを蘇らせ
るためのお手入れ方法を、もう一度まとめると…、
【普段のお手入れ】
1.カバーをかけて使用し、定期的にカバーを洗濯する
2.布団クリーナー等で、髪の毛やホコリなどを取り除く
3.天気の良い日に外干しをして、湿気を取り除く（※カバーをして干すか日陰干しにし直射日光は避ける）
4.オフシーズン長期に保管する時は、保管場所の環境を清潔にし湿気等から守る
【普段のお手入れにプラスするお手入れ】
■３年～５年に１回を目安として丸洗いクリーニングに出し、中の羽毛を清潔に保つようにする。
【１０年前後使用した羽毛布団のお手入れ】
■羽毛布団のリフォーム（打ち直し）を利用し、中の傷んだ羽毛やごみを除き綺麗にして、新しい羽毛の補充と側生地を新しくする。買い替えるか迷ったときは、羽毛布団のリフォーム（打ち直し）の専門業者に相談し検討する。※羽毛布団のリフォーム（打ち直し）は、度重なってできないので注意！
愛用している羽毛布団の普段のお手入れにちょっとプラスして、丸洗いクリーニングしたりリフォーム
（打ち直し）をすると、中の羽毛が蘇えってボリュームや保温力、ふんわり感が回復します。
愛着のある羽毛布団、少しでも長く使ってあげて下さい。
おすすめの羽毛布団クリーニング業者
記事中の丸洗いクリーニング”ビフォーアフター”の画像を、ご覧いただけましたでしょうか？
実は、これからご紹介する『しももとクリーニング』で丸洗いクリーニングしました。
丸洗いクリーニングに出す前は天日干しをしても、すぐペタンコになり臭いも気になっていましたが、
丸洗いクリーニング後は、ふんわりとボリュームが回復して、弾力性も感じられました。寒いシーズン
中、とても暖かく快眠できて大満足です。宜しければ、こちらのレビュー記事もご覧下さい。
『しももとクリーニング』では、羽毛布団のリフォーム（打ち直し）も利用できます。
専門スタッフがカウンセリングもしてくれるので、丸洗いクリーニングとリフォーム（打ち直し）に関
する相談もできておすすめです。
布団の丸洗い専門店 しももとクリーニング
布団の丸洗い専門店 しももとクリーニング◆当社工場にてお預かりした大切なお布団は、１枚１枚点検をし、『布団カルテ』を作成していきます。
◆布団の種類や柄だけでなく、汚れやシミの場所まで工場到着時の状態を写真に写して個別管理しています。
◆洗い担当はそのカルテをチェックしながら、それぞれの布団にあったコースを選択して専用洗濯機で個別洗いしていきます。
◆洗い上がったお布団はこのカルテの情報と照らし合わせて仕上がり具合を『再度検品』してお客様のもとへお届けしています。
ふんわり羽毛布団リフォーム（打ち直し）
◆今お使いのお布団もリフォーム（打ち直し）することで、もう一度、羽毛ふとん本来の優しいふわふわな感触、保温性、弾力性を蘇らせる事が出来ます!
◆無料診断で1万円以上おトクになる場合も。専門スタッフが無料診断いたします。
◆創業140年の歴史をもつ西日本最大規模の自社工場にて、お客様お一人お一人に寄りそい、快適な睡眠をお届けしている工場と提携しています。日本羽毛製品協同組合の正会員の中でも、全国に36社しかないリフォーム認定工場として認定されています。布団の丸洗い専門店 しももとクリーニング◆リフォーム後も大切なお客様のお布団を気持ちよくご使用していただけるように、アフターサービスも充実しています。
